足利事件の講演
定期の範囲内で行われた、というのもあり、聞きに行きました。
明らかに市民が多く、周りお年寄りばかり(笑)
学生さんは結構いたかなぁーという感じです。
ちなみに高校生全然いなかった(´・ω・`)
菅谷さん、佐藤弁護士ご本人もいらしていて、すごく有意義な時間だったなと思います。
今回は再審請求側の意見として色々なことを聞けて良かったとは思います。
菅谷さんが今まであったことについて「私はやっていないので」と何回も何回も繰り返し仰っていたのがとても印象的でした。
佐藤弁護士が色々なことをなさったこともよくわかりました。
あとは心理学の方とかもいらしていて、自白に至る心理状況や、科学的証拠についての意見もすごく考えさせられました。
個人的には佐藤弁護士が事件の経緯を1からわかりやすく説明してくださったのがとても助かりました。
所謂足利事件は私が生まれる前の事件。正直当時のことなんて本やネットでしかわからない。
当事者の方が説明してくださる、というので理解が深まりました。
あと会場では言われたことをリアルタイムで打ち出してくれて、聞き取れなかった部分を全てカバー出来たので非常に助かりました。ありがとうございます、スタッフさん。
ここからは私の意見ですが。
この事件、誰のせいで冤罪になったとかってはっきりいって決められるものじゃないと思うのです。
前、ワイドショーで当時の最高裁判長にインタビューしにいっている時に仰っていた言葉は忘れられないですね。
「私達は与えられた証拠から判断しただけだ」
確かにそれが仕事ですもん、裁判官って。
だからキャスターが「菅谷さんについて謝罪しないんですか?」ばかり聞いているのをみて、正直腹立ちました。
でも今日の話を聞いたら裁判官にも非はあったのでは?とも思いもしました。
そして菅谷さんの自白から否認の流れも遅かったのでは、とも。
一概に誰が悪いとか言えるもんじゃないな、と改めて実感いたしました。
これからもこの事件には注目していきたいと思います。
当事者の生の声が聞ける機会を得れて良かったです。