既卒就活ってじっさいどーなの!?

久々にこのブログを更新します。
しばらく更新していない間に私は大学を卒業し、ニートになり、就職活動をし、この春から社会人になります。この字面だけみるとどういうことなの!?って感じですよね(笑)
この辺の事情を書いてしまうと確実に個人特定されてしまうので、まあ、とある事情により進路未確定のまま卒業してしまうことになりました……ってことにしておいてください><
卒業してからとりあえず落ち込んで入られないと1週間くらいで立ち直って就職活動を始めようとするものの……2015年新卒というのは12月から就職活動を始めていた学年です。当然3月では間に合わないものもありました。たとえば大手総合職とか……
そんな私がなんとか既卒でも世間から見たら「聞けばわかる企業」「安定職」といわれるあたりの会社に複数内定をいただいたので、この経験をこの先既卒で就職活動をする上で少しでも役立ててもらえれば、と思い久々に更新しようと思ったのです。
2016年の就職活動が始まりました。この時期に、少しでも情報提供ができればと思います……が、何せ一年前の記憶ですので、内容面についてはあいまいです。ご了承ください。


結果としては
ES 17/24
一次 9/17
二次 6/9(辞退含む)
三次 4/6
最終 3/4
という感じです。この中には公務員試験的なやつも何個か含まれてるので会社だけで考えたら20社出してる出してない?というあいまいなラインです。既卒ということを考えたらそこそこの結果ではないかな。

3月編(世間で就職活動がスタートして4ヶ月目)
大学を卒業してしまった私はもちろん就職課への個別相談というものは受け付けてもらえません。ここが在学生と違う点だと思います。大学によって違うと思いますが、うちの大学は使うことができません。
しかし、卒業生でもうちの大学は求人票を見ることはできたので、その登録をして、片っ端から条件にあう求人を印刷していきました。私が今回の就職活動で重視したのは「土日休みがあるところ」「長期休暇があるところ」「有給が使えそうなところ」……とにかく休みのことばかりでした(笑)あとはお給料が極端に低くないか、ですね。
で、印刷した中で「リクナビを通して」や「マイナビを通して」しか書いていない企業がありましたので、リクナビマイナビだけを登録しました。あとは直接企業のHPから登録したパターンがほとんどです。
そして締め切りが3月中のものはがんばってESをとにかく書いて出して……の繰り返しでした。説明会なんてもう開かれていない企業が多いので(実際説明会言ったのは7社でES出してない企業もあります)ほぼネット上で見た情報だけで志望動機を書いたりしていました。エントリーしてパンフレット送ってくださった企業のものはかなり読み込みました。それでもそこそこ通ります。そりゃ説明会行って志望動機を固めたほうがいいんですけど、私のように説明会が終わっていたら……文字情報で志望動機を固めても何とかなる、ということです。
3月はESだけで終わりました。ただ、ひとつ小話として……リクナビの一括エントリー。あれは気をつけてください。私は使い方がわからなくてブックマークのような使い方をしたら……来るわ来るわ、「え?そんなところエントリーした!?」という企業からの電話……
一番びっくりしたのは自衛隊です……電話かかってきたとき思わず「私エントリーしてました……?」と聞いちゃいましたよ……こんな感じで本当たくさんの企業からかかってきました(笑)

4月編(世間で就職活動がスタートして5ヶ月目)
ESの結果が出始めて面接が開始。でも4月はどちらかというと私にとってはESラッシュでした(3月は4,5社だったのに対して4月は残り全部だったので)
あと説明会も4つくらい行きました。けど、いった後で聞いてみたら「うちの会社は2015年卒しか採用しません」ということがちょいちょいありました。エントリーできたからと安心していたのですがこういうこともあります。そもそもES自体を受け取ってもらえないということに心折れないようにするのが大変でしたが、まだこの辺は心にゆとりもあって趣味の撮影をしたりのんびりしていたような気がします。
1次通ったものだけどんな感じだったか書いておきます。

UFJ信託銀行・一般職(一次)
・ブースがたくさんある中で一斉にやります。1対1
・待合室にパンフレットたくさんあったのでそこで仕入れました(苦笑)
・志望動機や大学でがんばったことなどありきたりなことをきかれました
・ここで面接官の方が自分の学部と一緒だったので盛り上がりました
→手ごたえとしては「ああ、だめだったかな」と思いましたが二次面接に呼んでいただけました。

UFJ信託銀行・一般職(二次)
・待合室がそもそも来賓室。豪華すぎて緊張。
・明らかに一次よりも偉い人がやってくる。1対1
・面接の会場も来賓室でした。話は1次とほぼ同じ。
・「じゃあこれからもがんばってね」といわれました。
→「〜までに連絡を」がない場合はだめだということをここで悟りました。

☆R大学職員(一次)
・筆記試験(マーク式)のみ

日本郵便・地域基幹職(一次)
・集団でのグループディスカッション。
・内容はそこまで難しくなかったような気がする。役割は特に決めなくてもいいといわれたので私のグループでは各自決めていたようなきがする。
→グループに恵まれ、一緒になった子とこのあとスタバいって楽しかった思い出……(笑)

☆R大学職員(二次)
・確か作文と集団面接(面接官2対学生3)
・作文の内容はほぼ覚えていない……
・集団面接はありきたりな志望動機や大学でがんばったことを聞かれたくらい。一緒に面接受けてた人が震えていたので心配になりました
・二次通ったら大学の系列の何かの施設を訪ねるよういわれました

5月編(世間で就職活動がスタートして6ヶ月目)
とにかく面接ラッシュでした。ここではESを追加しようなんて考えることもなく、日々の面接をこなすことに必死でした。しかも私は公務員予備校や大学へ研究しにいくこともあったのでひどい日には
面接(大阪)→面接(大阪)→大学(京都)→面接(大阪)→予備校(京都)
というスケジュールもありました。よく死ななかったなと思います……
また、この辺でグループディスカッションというのは運なのだということを悟りました。グループのメンバーによります本当に。グループのメンバーに恵まれなかったときは終わった後に反省点がたくさん見えてくるんですが、そういう時は大体選考も通らないことが多かったなという感じです。なので皆さんもグループディスカッションは自分の反省を振り返って、万が一だめでも「グループに恵まれなかったんだな」と思うのがらくだと思います。

明治安田生命・特定市場営業職(一次)
……恐ろしいくらい何をやったか覚えてませんorz
多分ありきたりのことを聞かれて、「どうして金融なのか?」を聞かれたのが一次だったような気がします……

みずほ証券・エリア職(一次)
・ブースで一気に3組ぐらい同じ時間に。1対1
・若い方とお話できる感じでした。ありきたりなことを聞かれました。
・面接官の方からの質問は短めだったのでこちらからパンフレットをみて気になったこと(特にその現場で働いている人の意見を聞くという感じ)で15分ほど質問していました。

☆R大学職員(三次)
・グループディスカッション(6人組くらい)と個人面接。面接官は2人。
・グループディスカッションの題材が道徳の授業のような題材だったのでやりにくかったのと、グループのまとまりがよくなかったのでいやな予感はした。
・個人面接は二次で書いた作文についてや、実際に学校の施設を訪問してどういう考えにいたったのかなど、かなりつっこまれた。
→個人面接よりグループディスカッションの失敗が大きかったような気がするorz

三菱東京UFJ銀行・一般職(一次)
・12人くらいでのグループディスカッション。面接官は2人か3人だった記憶。
・題材が何個か提示され、その中からみんなで選び議論をした。
・女性ばかりでの討論なので新鮮でした。

☆損保ジャパン・エリア職(一次)
・区切りがない大きな部屋の長机に2人ほど通されて度おじにやってる感じなのでほかの人の話が聞こえてくる。女性との1対1
・どうして志望しているのかなどありきたりなことを聞かれる
・質問でどういう仕事が楽しいか、などの質問をして盛り上がった記憶がある
→二次に進めたものの日程が合わず。「また日程ができたらかけます」といわれ、一度かかってきたもののその日程も合わなかったので辞退。

日本年金機構(一次)
・個人面接で会議室のようなところに通される。2対1
・ありきたりなことを聞かれるが、この中に「年金についてどれくらいの知識があるのか」ということを聞かれる。
・公務員試験を受けるかどうかも聞かれる(特殊法人だから聞かれるのであろう)
・このときは面接官二人友から質問をされた記憶がある。和やかに進むし、変な緊張感も解けるように気さくに話してくださったので「一次はいけたかな」という自信もあった。
・はじめて履歴書の趣味欄について突っ込まれました。かなり深く。私の趣味は音楽鑑賞と写真撮影と書いていたのですが、すごく掘り下げられました。ここまでどんどん聞かれるとは思っていなかったので内心びっくりしてました。

アコム(一次)
・グループディスカッションで6人。面接官は一人。
・役割を決めるようにいわれたので話し合って決め、それにしたがって進めていった感じでした。
・題材はこの先社会で働いてたら直面するだろうなーと感じるだったので議論にも熱が入っていた気がします。
・終わった後は質問タイムがありました。ここで説明会では聞けなかったことなど、選考に関係がないためきく時間があります。
→一次を通っていた場合、電話で面接官からのフィードバックが聞けました。これはなかなかにありがたく、うれしいものでした。

みずほ証券(二次)
・一次と同じようなブースに区切られていますが、ブースの数は減り同じ時間に2組しかはいれません。1対1
・今回は人事の方が面接官です。私は結構優しい方に当たったのですが、もうひとつのブースからはかなり厳しい言葉が聞こえてきた(実際ここでバイト先の元後輩の男の子が走るように立ち去っていったのを見かけたので相当だったのでしょう)
・一次と同じようなことを聞かれましたが、かなり詳しく掘り下げてくる。
・二次では自己PR用紙の提出がいりましたのでそれについても聞かれる感じでした(これ書いたことなかったのでかなりあせって作りました……)
・あと履歴書の趣味欄に突っ込まれました!年金で聞かれていたのでそこまで動じず。「バンド何聞くの?」と聞かれました。正直に答えました。わからないっていわれました。ですよねー……

三菱東京UFJ銀行(二次)
・集団面接。面接官1対4
・順番に当てられるというときもあれば「いいたい人から言って」というときもありました。
・ただ明らかに興味もたれてなかった。どんだけ目を合わせようとしてしゃべっても面接官はほかの女の子をずっと見ていた。
→明らかに興味をもたれていなくてもしっかりしゃべるって大変だと実感。

日本郵便(二次)
・渉外、窓口、郵便と三つのコースがあるがそれぞれのコースごとに面接がある。予約が大変。
・ブースがひとつのコースにつき6つある。そのブース内で1対1
・どうして志望するのか、というのを各コースごとに明確にしておくべき。
・公務員試験は受けるのか?は年金に引き続きこちらでも聞かれる。

明治安田生命(二次)
・1対1だったはず。
・室長のような人が面接に来ていた記憶……
・金融志望理由についてかなり深く聞かれた感じだった
・一次に比べて苦しかった記憶がある

みずほ証券(三次)
・待合室は一緒でも通される部屋は来賓室のようなところ。とても緊張する。1対1
・今までのことを聞かれて確認されている感じだった
・この場で内定?とか甘いこと考えていたので(前の人が帰るとき笑顔だったので)質問もたくさんはせず
・質問が切れると「では1週間以内に〜」のくだり
・ネットで「三次はその場内定出る」といううわさがあったがそんなことはなかった
→もしその場内定が出そうな雰囲気でも質問は積極的にするべき。面接時間の30分はしゃべっておいたほうがよさそうだと気づく。

日本年金機構(二次)
・今回も同じ部屋、同じ感じ、2対1
・年金制度について気になるニュースについてみているかどうか聞かれる
・割と一次と似たり寄ったりだったが、面接官は一次よりお堅い
・面接官二人のうち一人しかしゃべっていない
・もう一人の人が質問したこと「健康のために気をつけていることは?」でした。焦りました(私は健康とはいえない)
・↑に対して「野菜から食べるようにしていて野菜をたくさん食べるのを心がけている」しかいえませんでした。その人からの質問はそれのみ

アコム(二次)
・集団面接。といっても1対2
・面接を一緒に受けた女の子がとても明るい子だったため話が盛り上がる
・面接官の方もかなり物腰柔らかそうな方で話題を引き出してくれる
・「正直、消費者金融どう思ってる?」ということを聞かれる
・↑にきれいなことで返すと「世の中そんなきれいなことばかりじゃないよ」といわれる
・個人的に金融の汚いところたくさん知ってるのである程度はわかっているつもりだと答えた記憶
→とにかくここの会社は素敵な人ばかりで、面接に行くのが楽しかったです。

日本郵便(最終)
・個人面接。1対1
・二次とほぼ変わらない形。ただ、どのコースに共通しても「本当に内に来る気があるのか?仕事に理解があるか(耐えられるか)?」について見られているように感じた
・窓口コースでは「内定が複数出たらどうする?」と聞かれたので「一番最初に出たところに行く」といったところ「じゃあ早く出さなきゃなぁ(笑)」といわれましたがその場内定はなし。
・渉外、郵便ともに私の運転について聞かれた。このコースは二輪免許取得が必須なのでかなり聞かれた。
・また「各コースの志望順」というのも聞かれる。これは統一しておくべきだと感じた。

6月編(世間で就職活動がスタートして7ヶ月目)
持ち駒減ってきたな……という時期です。一般職ですらこの時期にはほぼ終わりを迎えている感じです。私の場合は今回の就職活動がだめだったら潔く公務員試験にシフト、という風に考えていたため「あと何社終わったら私の就職活動はおわりだわー!」という感じに気持ちは軽くなっていきました。……でもだんだん暑くなっていく中スーツを着て面接に行くとやっぱり憂鬱になりましたし、焦りも感じました(来年もこの暑さの中やるのいやだなぁって気持ちも出てきますしね)
そんなことを考えながら残りをこなしていったのですが、6月前半に内定が数社から出まして、無事私の就職活動が終わったのでした……

と思うでしょ?私も思ってました。でも二次で落とされたと思っていた企業から電話が……思わず「人違いじゃないですか?(思い当たる節があるため)」と聞いてしまいましたorz そして7月まで就職活動が伸びてしまったのでした(笑)

日本年金機構(最終)
・最終は東京にて。1対4でした。面接官は東京の人事の方?割と年配の方
・今まで個人面接だったため、戸惑う
・まずは志望理由を聞かれる。その後は年金問題についてどのようなことに興味を持っているか
・もしここで働くならどういう部署でどういう風に働きたいかを聞かれた
・逆質問も可。挙手制でしていない子もいたが結構みんなしていた記憶
・その後は希望者のみ人事の方と1対1でお話できる機会あり。面接は30分4人であまり時間もないので聞きたいこと、解消したい疑問点はここで聞けばいいかと思う。私は休みのことばかり聞いていた(苦笑)
→東京での最終は意思確認だけということはまったくない。実際半分くらいは落とされるだろうと感じる人数の集まり方だった。

アコム(最終)
・最終も今までと同じ会場で2対2(関西の方と関東の方が面接官にいる)
・志望理由についてなど定番のことを聞かれる
・地域職を選択したためその場所に家からどのように通うのか、何分くらい通うのかということを聞かれる
・もし内定が出たら本当にくるのか?という確認はされましたが、その場内定はなし。

7月編(世間で就職活動がスタートして8ヶ月目)
6月編明記のとおり、長引いたのでした……(苦笑)せっかく呼んでいただいたので行こうか、という感じでいっていました。

明治安田生命(リクルート面談)
・リクルーターの方との面談
・とにかく現場で働く人に質問をしていくという感じでした。質問が終わったら解散なので、30分くらいは質疑応答しておいたほうがいいような気がした
・部屋はいつもどおりの場所でした。違うのは自分からひたすら質問するということだけ

明治安田生命(最終)
・1対3での面接。確か東京のほうから面接官の方はきていたはず
・二次とは打って変わって割りと気さくな感じだった
・質問もお決まりの内容だったので割愛
・1時間くらい面接をした後には「多分全員内定出ると思うから!みんな合格点だし」と面接官の方から言われました。実質その場内定だったような気がする。


〜終わりに〜

まぁこんな感じで、最終にたどり着けた会社はひとつを除きすべてから内定をいただくことができました。実際にどこの会社に行くことにしたのかは想像にお任せします。
この就職活動で心がけたことはとにかく「人の話を聞く姿勢」「答えられた質問にのみ答える(余計なことは付け加えない)」あたりでしょうか……グループディスカッションは基本的にリーダーを決めるときは率先しては立候補せず、誰もいなかったらやる。もし決めないときはあまり意見を述べられてない人に「どう思いますか?」と発言する機会を作る。決めていなくても書記やタイムキーパーは自分がしてる、位の気持ちでメモを取ったり時計を見たり。縁の下の力持ちになれるよう心がけました。
とにかくこの時期は大学に定期的に通っているころとは違い面接に行くときくらいしか人に会えないということもあってだんだん面接に行くのが楽しくなっていました。それは表情にもでていたのかなとも感じます。
1年前のこの時期は本当に絶望しかなかったですが、既卒でも2ヶ月ほどがんばれば内定が取れました。今の皆さんは3月から就職活動が解禁ということで卒業が決まった後就職先がなくてもまだ間に合う環境にあると思います。なので、あきらめずがんばってください。
就職活動は大変です。しかし、さまざまな人との出会いが待っています。これは素敵なことだと私は思いました。辛くなったときは「就職活動」と思わず「人に会いに行こう」くらいの気持ちで挑めば少し心も楽になります。
皆さんの就職活動が実りあるものになりますように……