将来設計

小さい子は沢山夢をもつ。
パン屋さんになる、とか
おもちゃ屋さんになる、とか
看護師さんになる、とか
お嫁さんになる、とか
お母さんになる、とか

私も沢山の夢をみてきた。
今なりたい職業は小学5年生からずっと夢を抱き続けてる。
親に誘導された夢でしかないけど、中学生まではそれが「自分の夢」と疑わずにいた。

高校で文理選択が終わった頃にはそれに気づいた。
親が示した道に進むのが嫌になった。

音楽をしようと思った。
福祉関連に就きたいとも思った。
毎日母親と喧嘩した。
それでも、受験勉強中も内部進学でも選んだ進路は「法学部」

毎日の喧嘩に終止符を打ったのは耳が聞こえなくなったこと。
きっとこれさえなければ私は内部進学でも迷わず福祉関連を選んだだろう。
自分が「福祉される側」にたってしまったときの選択が、今。

『じゃあ立場の弱い人を助けられる仕事にしよう』

親にのせられたレール上に夢はあった。夢をみつけた。
これは私の夢。誰に何を言われようとも。



でも現実は難しい。
受験勉強を諦めたことによって、大抵の限界がわかった。
「自分にはこれまでだ」という線引きをするようになると、夢は夢のままの可能性が高いことくらい簡単に知れてしまう。
昔から夢見ていた大学は「軽い障害」で断られた。
これから体が理由で出来ないことなんて沢山でてきてしまう。
今でも夢をみる結婚して子供をもつ、なんてありきたりなものも私には無理かもしれない。



それでも
今は
一歩ずつ
進んでいくしか
ないのかも
しれない

みんなが支えてくれるから、私も歩ける