向上心がなくなったら


ふと気がついた。
私、向上心がなくなったのかもしれない。

ソロで弾くことに嫌気が差してきている。
昔と違って、ピアノ音源を聴きあさることをしなくなった。
どうしてかって?そりゃ、

そりゃあ、楽譜を読めるようにするため。
聞いてしまったら読まずに弾いてしまうのがわかってる。
実際に今、連弾の曲を「譜読み」していない。
全部聞いて覚えたままにしてるだけ。今までと同じ。

聞こえなくなってから、音源を聴かないようにはしてきた。
でもそれは逆に向上心がなくなったことに繋がるのではないか。
昔は音源を聞いては「これを弾きたい」「あれを弾きたい」という感情がどんどん出てきていたのに。
今では「何かしたい曲がある?」といわれても「特になにもないです」としか答えられない。
自分の手の大きさの限界を知っているからかもしれない。


向上心がなくなったら
自分の限界を決めてしまったら
全て終わりそうな
そんな気がしているのです


『精神的に向上心のない者は、ばかだ』
この言葉が頭の中に響いている

嗚呼 私は ばかなのか





あなたがいなきゃ 何も出来ないような
そんな愚かな人間だから
この言葉は 余計に残るのか